ながらの田植えのやり方を紹介します。
①~⑥の手順に沿って行われていました。

①田ごしらえ
四ツ手鍬(よつでくわ)・犂(すき)・おあし・馬鍬(まんが)




<やり方>
人々は4本爪のシホンコと呼ばれる鍬によって田を起こしていきます。深くはまらない田では牛に犂(すき)を付けて荒越こしをしました。

②苗代
水苗代(みずなわしろ)

<やり方>

明治から大正にかけて、苗床づくりということをするようになりました。苗床はだいたい高さ1尺(30cm)幅は3尺(90cm)程の畝(うね)を作ります。苗床と苗床の間は約1尺(30cm)程度あけて通路を作り、種はその苗床にだけ蒔きました。

③田植え

追田植え・ツナ植え・定規植え・ババ引き

<やり方>
田植えの方法は、大正時代の末頃から、三角枠が使われるようになりました。それ以前は田の両脇に綱を張り、印を付けたところを目印に植えるという、いわゆる綱植えという手法でした。三角枠は長さ1.8mあり、約18cm間隔で釘の印がしてありそれを手前に回し、昭和になると徐々に三角枠に代わって、ババが使われるようになりました。



④田の草取り

田車(たぐるま)、中腰になり手で取っていく


<やり方>

時期的には7月中旬から下旬にかけて、8月中頃までの計2回、中腰の姿勢になり手で草を取っていく作業は重労働でした。さらに2列を一度にできるものが登場し、草取りと土をほぐす作業が同時にできるようになった。「はったんどり」(八反取り)という板の裏に針金をつけたものや、「たぐるま」(田車)を押して除草しました。

 

⑤稲刈り
手刈り


<やり方>
稲刈りは、鍬で株を手刈りします。8株くらいになったら、それを1束にして、より藁でくくります。


⑥乾燥

補助乾燥

<やり方>
ハデ乾燥「ハデ8段」という言葉が示す通り、横木の竹は8段あり、その間隔は約1尺(30cm)程度あります。縦木には杉の木を使い、横木に対して垂直に立てて、ハデの方向は南北の方向に立てました。こうすれば稲束に日が良くあたり乾くのも早いので、ハデ干しは3
週間程度行います。

 


参考文献