この1年間、私たちは棚田について研究してきました。主な活動としては島根県浜田市三隅町にある室谷棚田で地元の方々と協力して実際にお米を育てました。島根県雲南市にある山王寺棚田に取材に行き、2つの棚田を踏まえ後継者問題についても研究しました。
 また、島根県が強く推している”半農半X”についての研究もしました。

 そこで、見えてきた課題を提案という形で3つのところへ報告させて頂きました。
今回は研究成果と提案の評価を浜田市役所島根県庁島根県柿木村吉賀町  井川さんにお願いしました。


  

①<提案>2015年1月23日
(1)月に1回など定期的に市職員や県職員との会話の機会を持つべきではないか。
(2)市や県が主導してUIターン者などとの交流の機会を持つべきではないか。
(3)小さなころから農業ができるような環境を作るべきではないか。
(4)集落営農を利用して、農業機械の資金面の負担を減らすべきではないか。
(5)月に1回程度、市町村などで農業の現状についての定例会議を開くべきではないか。
(6)県庁の半農半Xのホームページを変えてはどうか。
1年間の研究成果.pdf

課題を考えながら以上6つの提案をさせて頂きました。


これらの提案を送らせてもらったところ以下のような回答が返ってきました。

②<回答>
(1)浜田市役所(2015年1月26日)
・行政としてはかなりの部分で入り込んでいる。
・行政で守っていくのは限界がある。地域が主体となって取り組むことが必要。
・浜田市は、県と市から補助金を提供し高額な農業機械の購入資金の2/3を負担する制度がある。
・中山間地域に存在するのは農業だけではないため、農業だけに税金を使うのは難しい。
・浜田市は半農半Xの考えは、兼業農家と捉えている。
・農業をしながら自由に働けるのが少ないの現実。

(2)島根県庁(2015年1月26日)
・提案の通り、県や市の支援は重要なものと考えている。
・考察にあった「他県と比較して対応が遅い」との意見について具体的に教示してほしい。
「棚田百選」について(農村整備課).pdf
「後継者問題」「半農半X」について(農業経営課).pdf


(3)柿木村 井川さん(2015年1月25日)
・なぜ、2か所の棚田を選んだのか理由をきちんと書いたほうがいいのではないか。
柿木村 井川保さんの回答.pdf

短い時間の中で皆様に返事をいただきました。


③<感想>
 今回研究成果と提案をさせて頂き、大学内でのレポートとは違いきちんとした報告書しなければならないということを強く感じました。ただ、「ここは直した方がいい」というようなことでなく、きちんとしたデータを根拠に言い切らないといけなということを今回の結果報告で学びました。
 また、自分たちの中では棚田や半農半Xについて調べきったつもりでいましたが、現実にはまだ不十分なことが多く、調べていかなければならなことばかりでした。自分たちの自己満足のものになっていたのではないか、ということを思いました。今回、このような提案をさせて頂き、今回助言頂いたことを今後の研究に生かせれば良いと思いました。
 この1年間私たちの研究にご協力頂いた皆様に感謝したいです。取材や電話などご協力頂いた方々、本当にありがとうございました。今後もご協力をよろしくお願いします。(田口)


自分たちなりに「棚田」や「半農半X」について調べて、まとめました。現地に行って現地の方々の意見を聞いたりして、大変貴重なものとなりとても有意義なものとなりました。そして、調べたことを研究報告として、島根県庁や浜田市役所の方や柿木村の井川さんに送らせていただきました。回答にもあるように、根拠をきちんと説明できていない点など、まだまだ詰めが甘いところもあり反省しなければならないこともありました。今回の事を糧にして今後のゼミに活かしていきたいと思います。

この一年間、私たちのゼミでの活動にご協力頂いた方には深く感謝しております。お忙しいところ対応して頂きありがとうございました。今後もご協力のほど、よろしくお願いします。

(伊澤)