
扇原茶園
扇原茶園は島根県浜田市田橋(たばせ)町にあり、
緑茶の生産をされています。
摘まれたお茶の葉は自社で商品化し、
浜田市や江津市で販売されています。
また、伊藤園にも出荷されています。

扇原茶園は農業生産法人 株式会社扇原茶園は浜田市で唯一の茶園です。ここでは日本茶の栽培、加工、販売などを事業内容としています。従業員は7名です。
扇原茶園は今の会社ができるまでに2度の失敗を乗り越えて1965年に創業をしました。そして、本家の屋号「大木原(おおぎわら)」をもじって扇原茶園として1980年に会社を設立しました。
お茶の生産は毎年5月くらいから始まり、手摘みや茶積機などで摘み取られたお茶の葉は荒茶工場へ運ばれます。扇原茶園の場合、5月初旬から5月下旬に1番茶(新茶)《煎茶》の摘み取り作業、 6月下旬から7月中旬にかけて2番茶《煎茶》の積み取り作業、10月初旬から10月下旬に秋冬番茶《番茶》の摘み取り作業をします。新鮮さが大事なのでお茶の葉を摘み取った後はすぐに出荷への加工にとりかかります。荒茶工場でのお茶の葉の加工の流れは下の図のようになります。
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↑扇原茶園ホームページ「お茶ができるまで」より↑
そのようなお茶の作業の合間に、扇原茶園ではさまざまな体験学習に取り組んでいます。幼稚園生や小学生の遠足や、大学生のゼミ合宿などに施設を利用してもらったり、小学校の夏休みの期間には毎年「はまだ自然冒険村」を開催したりしています。2013年度のはまだ自然冒険村には私たちがスタッフとして参加したので、そちらのコーナーも読んでみてください。
扇原茶園でつくられるお茶は、緑番茶、ほうじ茶、白折の3種類です。これらは浜田市内と江津市内のさまざまなお店や道の駅、宿舎だけでなく、伊藤園にも荒茶が出荷されています。
ぜひ機会があれば、買い物がてら扇原茶園の商品を探してみてください。そして、3種類のどれか1つでも飲んでみることをお勧めします。私たちは冒険村の合宿でお茶を学ぶ機会があり、4,5種類のお茶を飲みました。どれも特徴があり、おいしかったです。浜田でつくられたお茶をぜひ1度は飲んでみてください。
扇原茶園さんのホームページ「茶園でいっぷく」はこちら☟☟☟
http://www.senbarachaen.jp/
~エコファーマー~
扇原茶園さんは平成19年4月に島根県知事から
エコファーマーの認定を受けています。
・「エコファーマー」とは
持続性の高い農業生産方式の導入を促進に関する法律
(持続農業法)に基づき、環境と調和のとれた農業を実践する、
知事が認定した「認定農業者」のことをさします。

次の3つの分野に環境保全型農業への技術を導入する,
5年間の計画を立て、知事の認定を受ける必要があります。
・土作り技術
・化学肥料低減技術
・化学農薬低減技術
これらを満たし、認定を受けたエコファーマーは、
環境保全型農業による、農産物の生産と併せて、
消費者の求める安全・安心な農産物供給に努めています。
扇原茶園さんでも環境に気を配りながら、
「元気な土づくりからはじめる美味しいお茶作り」を
テーマに農業に取り組まれています。
参照
http://www.eco-farmer.net/
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/seisan/kankyo_suishin/ecoyuki/eco/eco_farmar.html
~はまだ自然冒険村~
はまだ自然冒険村とは、毎年全国の小学4~6年生を対象にした、6泊7日の長いようであっという間に時間が過ぎる素敵なイベントです。浜田の自然の中で子供たちがのびのびと過ごし、さまざまなことを学べる場となっています。
冒険村では海水浴や花火など季節に合わせた行事や、基地作り、天体観測、ドラム缶風呂といった興味深い内容もたくさんあります!もちろん勉強時間もありますよ(´・ω・`)
合言葉は『自分のことは自分でする』です!
”自立”と”自律”の精神が大切です!
また、冒険村には5つのこだわりがあります。
その①『冒険』
・親元を離れるということはそれだけでもこどもたちにとっては冒険になります。中にはホームシックになってしまう子も…。
・知らない土地を探索し、遊ぶことはこどもだけでなく大人にとっても冒険です。スタッフもこどもたちと一緒にレッツ冒険!?
また、冒険村では仲間との集団生活の中で、人と人との繋がりや、危険を知り、マナーを守ることの大切さなどを学びます。
その②『自然』
扇原茶園があるのは緑豊かな農村です。人と自然の共生を感じながら生活することができます。
その③『あいさつ』
「おはようございます」「おやすみなさい」「いただきます」「ごちそうさまでした」がきちんと言えるように。これは最低限のルールとして取り組みます。
その④『食事は全員そろって』
冒険村では、仲間作りの第一歩は”同じ釜の飯を食う”ことと、”その場を共有すること”としています。よって、食事は全員そろって摂ります。みんなで食べるご飯格別!!
その⑤『実感』
扇原茶園は緑茶の生産を生業とする専業農家です。農家の生活に触れ、茶畑を眺めながら入るドラム缶風呂は貴重な体験です。そして「自然の中で生きていること」を実感できるはずです!
私たちWWOOF班は石橋先輩とともにはまだ自然冒険村2013にボランティアとして参加しました!その様子はこちらをクリック↓
はまだ自然冒険村2013感想
扇原茶園さんがホームページで冒険村での様子紹介されています(^^)
はまだ自然冒険村ブログ
参考文献
http://h-tourism.com/event_bokenmura.html