
私たちはこの一年間、WWOOFについて研究してきました。まずはWWOOFという制度のことを調べ、WWOOFerとしても活動しました。そして、WWOOFを知っていく中で、こんなに魅力的な活動なので、もっと日本中の人に知って欲しいと思いました。そこで、WWOOFを広めるための提案をしました。そして、今までの活動の中で協力してくださったWWOOF事務局の方、私たちがお世話になったWWOOFホストの中野さん、足立さんに、私たちの提案を見てもらいました。ここからは、その提案と、それに対する返答を載せます。
<提案> 2015年1月23日
⑴TwitterやFacebookといったSNSを使い、若者たちへ広める
⑵WWOOFに関する作業をインターネットで行うのは、高齢者には難しいのではないか
⑶事務局のシステムを補うような形で事務局をバックアップする存在をつくる(大学など)
WWOOF についての研究結果.pdf
<WWOOFジャパン事務局からの回答> 2015年1月27日
①提案⑴に対する回答
②提案⑵に対する回答
実際にインターネット利用者でない人たちが利用できるように、
・ホスト側で高齢の農業者の子や孫が(一緒に住んでいなくても)、代行してウーファ
ー担当者になり、ウーファーとのやり取りをサイトで行い農村に住んでいる親に電話
などで通知
・WWOOFジャパン事務局側では、インターネットを利用しないホスト会員には、ウー
ファーとの橋渡しができるように、事務局がホスト代行をしてウーファーとやり取りを
し、ホストにファックスにて通知
ということも行っているそうです。
③提案⑶に対する回答
・持続可能な制度に持っていくことができるか(1年間だけではなく、数年にわたって
サポートが一体できるものなのか)
・かつ全国のホスト一律、不公平とならないようなシステムを構築できるのか
・プライバシーについて
などの問題点が挙げられ、なかなか難しい項目ではないかという回答をいただきました。しかし「間接的な情報発信」については、全体的に大きな可能性があるとおっしゃっていました。
WWOOFジャパンからの回答.pdf<感想>
今回、丁寧な回答をいただき、今後参考にすべきことがたくさんありました。まず、図やグラフの必要性です。私たちの提案の中で、グラフを用いて解説した所は評価していただいきました。しかし、明確な数値を記載していない項目があり、信ぴょう性に欠けるとご指摘していただきました。
また、私たちは実現可能と考え提案したものも、プライバシーの問題や、全国のホストを公平に扱わないといけないなどの点で、実現は難しいということもわかりました。
最後に、私たちの活動に協力してくださった皆さん、ありがとうございます。今後もWWOOFを活用し、有機農業への理解を深めていきたいと思います。
(村尾)
私たちが活動していく中で当初は、「事務局のサポートが甘いのではないか?もっとこうした方がいい」と、不満ばかりを述べていたなと感じました。しかし、調査していき、WWOOF体験を通してお話を聞いていくうちに、今できていることをしっかりと着実に行っているんだと感じました。また、そこで私たちが気付いた改善点などを案として伝えたり、私たち学生がサポートしていくことが大切であるということも感じました。1年間という短い期間での調査結果を見ていただき、見解を述べてくださってありがとうございます。
これからもWWOOF(有機農業)についての理解を深め、成長していきたいなと考えています。
(竹根)