2015 4~5月
私たちに最初の授業で先生は「野菜の通販サイトを作るで!」と一言発しました。私たちは最初先生が言ったことが理解できませんでした。大学のゼミで通販サイトを作るとは思わなかったからです。先生は具体的に話を進め、柿木村の野菜を全国販売できるような通販サイトを作ること、そのサイトでは生産者の顔がわかるようにする事を私たちに説明しました。この4月の段階ではまだ、井川さんをはじめ柿木村の方々には具体的な話をしておらず、自分たちでどういう方向性で進めていくのか、このプロジェクトの将来性などを考えていました。
井川さんたちに具体的な話をしたのは、5月に柿木村を訪れたときです。この時に、光琳館の立川さんにもお越しいただいて一緒に柿木村プロジェクトについて、プレゼンテーションさせていただきました。その際に自分たちがモデルにしたWACCAファームについて説明しました。この時、柿木村の方々の反応はあまりよくはありませんでした(笑)。いきなり通販サイトで野菜売りましょうという話に戸惑っていたのではないかと思います。このプロジェクトの説明会が終わり、私たちはダメだったのかと不安に思っていました。というのもわたしたちができるのは販売のサポートであって、商品を作ってくださるのは地元の農家さんだからです。ここで良い反応が得られていなければこのプロジェクトは白紙になってしまいます。そんなとき井川さんからまず、柿木村を紹介するサイトを作ってはどうかという提案をいただきました。
まず、柿木村の人、自然などを、ホームページを作る私たち自身が知ったうえで作った方が良いページになるのではないかという考えでおっしゃられました。この説明会で私たちの今年やるべき課題が決定しました。
それから私たちは通販サイト開設に向けてこのホームページ作りに力を入れていきました。各班、井川さんに協力していただいたり、自分たちでアポイントメントを取ったりし、実際に現地に何度か足を運び取材を行いました。大学生とは思えないばかげた質問から、すごく真面目な質問まで様々でしたが、みなさんきちんと答えてくださり、とても助かりました。
2015年8月
キャラバンが8月27日~30日の4日間で行われ、その初日に柿木村を訪れましました。柿木村3回目の訪問です。前回井川さんから柿木村の紹介サイトを作ってみたらどうかと提案していただき、それから私たちは学生ならではの目線を大切にしながら、柿木村の紹介サイト作りに取り組んできました。
この日は午前中にそのサイトの更新状況を報告しました。午後からは急きょ男女で別れて男子は災害ボランティアを、女子はオクラの収穫の手伝いをすることになりました。
男子の災害ボランティアでは、8月末の台風の影響で土砂がつまっていた田んぼの用水路の復旧作業を行いました。高津川から大量の土砂や石が流れ込んできており作業は大変でしたが、作業を終えたときには柿木村の皆さんにも喜んでいただけたので良かったです!
そして女子のオクラの収穫作業では、最初に収穫したてのオクラを生で食べさせていただきました。柿木村の野菜なので、安心して食べることができました。草が生い茂る中をなんとかかきわけながら黙々とオクラを収穫し、夕方までにはたくさんのオクラを収穫しました。少しでも役に立てたのであれば嬉しいです!
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