産業班 取材
2014/06/16

浜田市弥栄町 やさか共同農場 竹岡さんを取材させていただきました

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こんにちは!
本日は岡山県から
Iターンされ、現在は浜田市弥栄町(有)やさか共同農場で就農されておられる、竹岡篤志さん(38)を取材させていただきました。浜田市街地から車で約1時間かかる場所にあり、とても緑豊かで空気が澄んでました。



竹岡篤志さんのプロフィール

竹岡さんは、しまねふるさと定住財団が用意したプログラム「産業体験」を経て島根県浜田市弥栄町のやさか共同農場に就農しました。そのまま定住しております。現在Iターンして13年になり、ご結婚されお子さんが2人おられます。


 

Q1.なぜ、弥栄町を選んでIターンしたのですか?産業体験を「やさか共同農場」に?

A.大学時代(鳥取大学)から田舎に憧れていました。私がIターンした、13年前から島根県は農業面などを通して県外からの受け入れ実績があり、すぐにHPでヒットしたこともあり、移住を決意しました。学生時代は、長期休暇を利用して弥栄で「農芸学校(農村体験)」に参加し、卒業後は共同農場の研修制度を利用し、2,3年目は弥栄町の産業体験を利用しました。4年目から雇用就農。現在移住して13年になります。

 

Q2.13年間定住してきて、島根県、弥栄町の魅力は?
A.
魅力というよりは、定住している中で生活のベースができてしまいました。

家もあり家族が出来、子どもは小学校に入りました。仕事でも必要とされているから、長くなれば長くなるほど動けなくなる。住めば都という言葉がありますが、長く住んでいると分からなくなりました。客観的に見れないです。

 

Q3.産業体験した後、雇用就農したわけは?独立しなかったわけは?

A. 研修を終えてから独立も考えたのですが、採算が合いませんでした。Iターンで来ているので、家も土地もなく、全部自分で用意しなければ農業ができなかった。また、作った作物を売り出す販路も弥栄から確立できなかったので、雇用就農を選択しました。

 
(やさか共同農場が栽培しているトマト畑)

Q4. 販路を確立することは難しいのですか?
A.
作物を作るのと販路は同時並行なので難しいです。作りながら売っていかなくてはならなく、作ったらすぐ売らなくてはなります。生産者は生産するしかできず、育てながら営業は難しいです。やさか共同農場は、営業部という部署の方が販路を徐々に確立してきています。

 

Q5.現在やっていること

A. 普段は農業をしていますが、弥栄町で新規就農する人のサポート役として裏方に徹しています。

生産者が作った野菜を仕入れ、売り出すお手伝い。独立した人の作った野菜を全部売ることができる仕事をしています。時には東京まで行って販路の確立などしています。

 

Q6. 産業体験について
A.
県外から弥栄に来てくれるとうれしいです。ちょっとかじる人は難しい。しかし、産業体験している中で、「本気」変わってくる人もいる。農業自体が厳しいので、作業自体はとても厳しい。イメージとはまったく違ってやめる人もいますが、その中でも研修終えて就農する力がある人だけが残っています。私たちは、「来る人拒まず、去る人追わず」でやってきています。本気で農業がしたいという方は大歓迎です。

 

Q7.TPPについて

A. 消費者とつながっている生協と一緒に商品をつくっていくことが今後必要になってくると思います。消費者に産地を理解してもらえると思います。

私は、TPPより不安なものは気候変動による食糧危機です。作物の輸出規制がかかり、日本は食糧危機になってしまい、お金があっても野菜が買えない時代が来ると考えられます。しかし、田舎は危機になっても食料があるので強いと思います。この田舎の強みを大切にしていきたいと思います。

Q8. 家族について

A. 家族が出来たのは3年間の研修を終えてから結婚しました。

奥さんとは、同じ研修で知り合った。現在は共同農場でパートをしています。

子どもは2人。のびのびと育ってほしいですね。



 Q9. 生活について

A. まずIターンして不安だったのは、収入。1人では案外、楽に生活をすることが出来ました。しかし、家族が出来ても何とかなったから、今もこうして生活しております。子供11000万円と言われているが、そんなことはないと思います。それは都会の考え方であって、そのような計算式はありません。原発や自然と向き合っている仕事から、エネルギーを小さくしている。光熱費をできるだけ少なくできました。

竹岡さん宅の家賃:単身時 1.5万円

         現在  2万円(4人家族)

 

Q11. 都会と田舎について
A.
都会はちょっとしたことでお金が飛んでいきます。しかし田舎では、ないならないで、何とかなっている。ないときに人は考え込む力があります。住むところは苦労しないし不自由ないです。しかし、子供が生まれた時、ホコリが原因で喘息が出てしまい。お世話になった集落から引っ越すことがありました。そこで転々に引っ越しを行ってしまい、お金の面ではなく、地域の方と一から交流しなければならないことに苦労しました。地域の輪の中に入ることで大事なのは、まず継続することだと思います。

 

Q12. 今後の展開について

A. 弥栄町は中学までで、高校は市内の高校へ寮生活なので親の仕事(育てるのは)は中学まで。子どものことがひと段落したら定住住宅ではなく、家を建てることが家族の目標です。

仕事の面では、いろんな所と連携をして販路を拡大し、弥栄町を広めて行き、新規就農者など仲間を呼びたいです。

お仕事中なのにもかかわらず親切にこたえていただき、ありがとうございました。

竹岡さんが就農されておられるやさか共同農場のHPは
こちら


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2014/06/09

江津市 (有)はんだ 反田さんを取材させていただきました。

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【取材日201469日】

こんにちは!
本日は、島根県立大学からおよそ1時間ほどかかる島根県江津市桜江町。辺りは山々と水田に囲まれており江の川が流れています。自然豊かな環境の中、有機農法で作物を栽培されている(有)はんだ代表取締役 反田孝之さんに取材してきました!




反田孝之さんのプロフィール
出身は江津市桜江町で、大学は東京農工大学を卒業後、千葉県、岡山県で6年間有機農法に取り組んだ。その後、地元の市役所からの誘いもあり、2004年から地元桜江町にUターンして第二の農業人生をあゆんでおられます。(有)はんだの看板商品は「はんだ牛蒡」。この牛蒡は高級スーパー紀伊国屋にも並べられるほど高く評価されています。反田さんは、本物の作物づくりを追及するため土、水、太陽、のみで栽培する自然栽培に取り組んでおられます。


Q 1.U
ターンしたきっかけ。島根県にした理由は?以前住んでいた所と比較

A. 千葉県で5年岡山県で半年計6年間農業をやってから、島根県へUターン。島根県江津市桜江町はふるさとであり、親が会社を経営していたので初期投資がしやすい環境だったから。千葉県、岡山県は農業県であった。跡取りとしてやってくれ。恵まれた環境はロマンチシズムがない。ロマンチシズムが田舎にはあります。

 

Q2.独自の販路について

A. 販路はなりゆき。

初年度は売り先が見つからず、岡山の知人の伝手で販売。島根県の県の職員が売り出してくれた。営業マンになってくれたんです。(東京KINOKUNIYA、日本橋など)

 

Q3.ブランド牛蒡について

A. 2007年突然牛蒡が大量にできた。しかし、売り先が見つからなかった。その時は、300kg廃棄しました。そこから、徐々に軌道に乗り出して台湾などへ輸出。3000万円

 

Q4.成功した鍵

A. 「運を呼ぶ努力」をいつもしていた。

 1.腹を立てない

 2.自分の身の丈知る

 3.それに応じたちょっと上の努力

新規就農者、何かをやるひと、誰でも当てはまると思います。

 

Q5.TPPに関して…

A. 簡単なことです。「本物を作る」「運を呼ぶ努力」さえしていれば、運が味方してくれる。なんとかなります。

 

Q6.農業を始めるのは簡単。

A. 県の補助は手厚すぎる。お金と土地を用意してくれるので始めやすいのですが、

県は新規就農者の数値を大事にしている。しかし、3、5年で辞めてしまうのが現状。(生活費の補助は麻薬。成功していなくても、稼げなくても、麻薬によってなまけてしまう。モチベーションが上がらない)なかなか継続できない。田舎は育たない。現在、島根で活躍している人は都会から戻ってきている人。

 

Q7.島根県の魅力とは?

A. ずばりありません。

自然の原理原則で回る中で本物を作る舞台が島根だった。

自然の原理原則:自然界には様々な仕組みがあり、その仕組みを活かすこと。ストレスのない生き方ができます。

 

Q8.災害がなんども発生している江津市で、反田さんが留まる理由?

A. いい畑だから。洪水によって3m深くまで同じ層の土壌で牛蒡が真っ直ぐ深い根が張るんです。

 

Q9.お金の使い方について?

A. 法人化しているので、会社から給料をもらっている。夫婦年収430万円。家はただ同然で買い。食べるものもただで、子どもが1人いるのですが、訴訟ないです。今は20年後の機械の更新する金を貯金しています。本物を食べているから、消費行動をしなくなりました。

 

Q10.産業体験について

A. (有)はんだは産業体験を受け入れていたが、今はしていません。

生活費助成(ソフト助成)はよろしくない。ガソリン代とお米だけで補助すればいいと私は思います。

独立するとき、ソフト助成をやめて、機械など設備投資するハード助成をするべき。現在(有)はんだは研修するにあたって、生活費を自分で稼ぎ、本気でやりこめる人を募集しています。

 

気さくに僕らの質問に答えてくださった反田さん。とても勉強になった1時間半の取材でした!お忙しい中、取材に対応してくださってありがとうございました。

 
(有)はんだのHPはこちら




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