吉賀町にUIターンされた方のお話
 夏のキャラバンでは2泊3日で島根県吉賀町柿木村に行きました。キャラバン初日は私たちの作ったお米でお酒を造って頂いている、山口県の澄川酒造さんのところへ行きました。澄川酒造さんは水害にあって甚大な被害を受けられたにも関わらず見事に復活しておられました。水害の際に全国各地の酒蔵からボランティアで片づけを手伝いに来ておられ、酒蔵同士の絆の強さを実感しました。その後、柿木村へ向かいました。柿木村では旧中学校の校舎を利用した宿泊研修施設「エコビレッジかきのきむら」に泊まりました。そこで福原さんのお話を聞き、「食べること」の大切さを学びました。普段私たちが何気なく食べているコンビニの弁当などにはたくさんの添加物が含まれており、その添加物の影響で健康被害を引き起こす可能性があるということは知っていました。しかし今回、添加物は次の世代にもアレルギーなどとなって影響をもたらすということを知りとても驚きました。
 2日目は朝から登山をして林業について勉強しました。今まで農業については勉強していましたが、林業については学ぶ機会がなかったのでとてもいい経験になりました。山の中で、大木を切り倒す瞬間を初めて生で見てとても感動しました。また枝打ちや間伐の大切さも学びました。昼食は羽釜と竹筒を使ってご飯を炊いて食べました。初めてのことばかりで大変なことも多かったですが、おいしい昼食が食べれたので良かったです。昼からは各班に分かれてUIターンされた方のところへ取材に行きました。
その中で今回は何人かのお話を取り上げたいと思います。まずは広島からUターンされたKさんについてです。Kさんは小さいころから農業に身近な環境で育ち、農業をしたいと思い柿木村にIターンされた方です。まず印象深かったのが、田舎軸と都会軸についてです。田舎に住んでいる人と都会に住んでいる人の価値観はまるで違うというお話でした。都会に住んでいる人は常に利益ばかり求めて人間本来の生き方から遠ざかっているのではないかと感じました。現在、吉賀町は「めんどくさいを楽しもう」というスローガンのもと地域が一丸となって頑張っているそうです。やはり自分たちで自分たちの消費するものをつくってそれを地域で共有して消費していくということが本来の形であり、素敵なことではないかなと思いました。
 次は広島県廿日市からIターンされたKさんのお話を取り上げたいと思います。Kさんは30歳の頃から家庭菜園を始めるなど、若い頃からIターンを考えておられ、子供が独立したことをきっかけに柿木村にIターンされました。夫婦2人で有機で専業農家をしておられ、今では3000坪の田んぼを所持しておられます。河岡さんのお話の中で一番印象に残っているのは「柿木村は閉鎖的ではなく、受け入れてくれる」ということです。このことから、Iターンする人が溶け込みやすい雰囲気の地域づくりが大切だと思いました。
また、Iターン者にはIターン者にしかない悩みや不安があるのでIターン者と新しくIターンして来る人との交流の場を設ける必要があるということも学びました。
 2日目の夜にはUIターンされた方を招いてバーベキューをしました。そこでUIターンされた方との交流ができたので良かったです。最終日の3日目は午前中は藍染体験とランプシェード作りに分かれて体験活動をしました。どちらも初めてのことでとても大変でしたが、作品が出来上がった時の喜びと達成感はなにものにも代えられないものでした。午後からは津和野観光をしました。津和野城跡にはロープウェイを使って登りました。城跡からの景色はとてもきれいで感動しました。その後津和野の町を散策しました。津和野の街並みは「小京都」と言われているだけあって、とても落ち着くような良い雰囲気でまた行ってみたいと思いました。
 今回のキャラバンでは初めてのことが多く、とても良い経験・体験をすることが出来ました。また実際にUIターンされた方の生の声を聞くことが出来て、今後のゼミ活動に役立つ事をたくさん聞けたのでとても良い合宿でした。