2009年度の活動


http://www.sanin-chuo.co.jp/themes/plus1/sikaku_orange.gif 石見銀山 :  銀山街道に関心持って 県立大生(浜田)が初「資料集」作成

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完成した「銀山街道資料集」を手にする井上厚史教授(前列中央)とゼミ生たち=浜田市野原町、島根県立大

 大田市から広島、岡山両県につながる銀山街道の魅力を発信。島根県立大学(浜田市野原町)の学生たちが、石見銀山で採掘された銀の搬送路・銀山街道の歴史などをまとめた「銀山街道資料集」を初めて作成した。学生たちは「資料集をきっかけに、多くの人に銀山街道に関心を持ってほしい」と期待を寄せている。

 資料集を作ったのは、同大の井上厚史教授(日本思想史)のゼミで「中山間地の活性化」をテーマに研究を重ねている3年生15人。同ゼミでは2007年7月、石見銀山遺跡が世界遺産に登録されたことを機に、銀山街道を活用した石見部の地域活性化の方策を検討。大田市から広島県尾道市、岡山県井原市につながる銀山街道を幅広く紹介することにした。

 冊子はA4判、74ページ。昨年春以降、ゼミ生たちが3県の9市町の図書館や資料館、役場などで取材した情報をまとめたほか「大学生のコラム」と題して学生が興味を持った街道沿線の歴史や伝説も紹介した。

 広島県世羅町についてまとめた三島達也さん(21)は「資料を読み解くのに苦労したが、地元の人に話を聞き、勉強になることが多くあった。今は達成感でいっぱい」と話している。

 希望者には無料で配布する。申し込み・問い合わせは井上厚史研究室、電話0855(24)2242。


山陰中央新報(http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=517416169)より引用


■一年間のゼミ活動を振り返って


 三回生の仕事として一番大きかったのは、12月に控えた銀山わくわくサミットの計画を練り、下準備をすることでした。データを引き継いでそのまま応用すれば良いと考えていましたが、そんなに簡単なことでもなく、また新たに石見銀山にまつわる歴史と現代について調べたことを一冊の研究本として作るという計画は、かなり根気がいる作業でした。去年調べた大森町だったら、もう少し役に立てたかもしれないなぁと悔やんでいると同時に、個人的な用事が重なりなかなか遠方への調査に参加協力できなかったことが一番心残りです。
  石見銀山の膝元に位置する大森町と異なり、商業港としての役割が大きかった温泉津町を調査するにあたり、一番苦労したのは、身近な図書館に資料があまり多くは保管されていないことでした。浜田市以外の図書館に資料を探しに行ったり、キャラバンの時に役立つ資料があればと探してみましたが、なかなか優良な現代史の資料というのは少なかったです。歴史についての資料は大量に仕入れることができましたが、今度はこれを文章に打ち起こす作業に涙することになりました。
  一つのことを全体で協力してやるというのは、助け合って協力すること以上に一人の都合では全員が動けないから足並みをそろえて限られた時間の中でしなければいけないことを自分で考えて動かなければならないことがよくわかった1年でした。当然といえば当然のことなのですが、限られた時間で自分がどれくらい周囲に対して貢献できたか実感するには、自分の足と頭で考えて動くしかないなと私は思いました。楽しいことと大変なことは表裏一体なので、1年1年何をしたかで実感できる度合いが違ってくると思います。
             どいちゃん

 三次にも銀山があったという事実をキャラバンで初めて聞きました。実際に、銀山に向かいましたが、三次でもあまり知られていないようで、やっと古銀山という地名があることがわかったのでそこに行き、付近の家の方に場所を訪ねました。古銀山の場所を聞いたところ、それに詳しい方を紹介され、銀山にたどり着き、そこで三玉古銀山の説明を受けました。情報を足で稼ぐ大事さがわかりました。
  銀山街道資料集の作成を始めて、担当だった三次には何回も足を運び、地元の人並みに三次の道は詳しくなった気がします。はじめは道に迷い、道行く人に訪ねながら1.5倍の時間がかかって行った場所もだんだん詳しくなりました。しかし、何回も足を運んだ三次ですが、行くたびに新しい発見があり、まだまだ知らないことが多くあるということを感じました。これから活動を引き継いでくれる人たちにはもっと地域の人たちに話を聞いてまとめ、活きた資料集を作っていってほしいです。
                みっし-

 銀山街道フェアの感想や、改善点、また、これから学生にどのようなことを求めるのかなどを聞くために、陶芸家の森山さんと、美郷町役場に話を聞きに行ったのがゼミ当初の動きでした。 森山さんは、町史や郡史をたくさん持っておられて、「学生なんだから、歴史を調べてみたらいいんじゃないかな」と、言われました。また、美郷町役場でも、学生は歴史を調べるべきだと言われ、今年の目標は決定したな、と思いました。あと、美郷町としても他の団体と交流を持ちたい、サミットに是非読んでほしいとおっしゃっていたので、銀山街道わくわくサミットを開催する必要性を再認識することができました。
  サミットの時は席が偶然にも、『むかしの赤名』の著者の隣になり、「これからも頑張って銀山街道を盛り上げましょう」と、連絡先を交換し、最後は握手で別れました。私は、第3回サミットは成功だったと思います。しかし、また新たな課題も出てきたので、まだまだやることはたくさんあるなと感じました。
新2年生頑張れ!
               どうちゃん

 初回の調査では、学生にしかできないことをやってほしい、わかっていることだけでなく、今まで知られていないことも興味を持って調べてほしいということでした。それぞれの意見を持ち帰ったところ、各市町村に求められているものは同じだということがわかり、資料集の製作に取りかかりました。 
 サミット直前は、ひたすら縁の下でひそかに動いていました。本当になんどもくじけそうになりましたが、予定の組み方、アポ、文章の書き方、電話対応、謝罪、事後処理など…自信がつきました。 やり終えた時の達成感は素晴らしかったです。成長できた1年だと思います。(多少のことではへこたれなくなりました。)   
 また、夏休みの兵庫県佐用町水害ボランティア合宿で私は初めてボランティアに参加したのですが、自然災害の怖さを知る共に、人と人とのつながり方を知りました。今までテレビで見るだけだったボランティア。実際に体験してみると「ありがとう」の言葉に、「頑張ってください」しか言えず、ただひたすら働きました。神戸からボランティアに来ていた方は、自分たちもボランティアに助けてもらったからその恩返しにきた、と言っておられました。こうやって「ありがとう」は繋がっていくんだなぁと感じました。
               むっちゃん

 大人、お年寄りと話すことが多く、良い敬語の勉強になったと思います。 人生経験が豊富な方が多いので話を聞くだけでも参考になります。資料探しや取材で行く場所が遠いところが多く、しんどかったです。金銭よりも時間的ロスが惜しかったです。アポ取りは忙しい社会人の方が相手なので、電話したりするのが忍びなかったです。 赤名酒造を訪ねた際に、時間に遅れてしまい、少々お叱りを受けました。それでも学生だし、不慣れな場所ということで大目には見てくださいました。時間を守ることは社会人の基本だと学びました。 

               ひこにゃん

 中村俊郎さんは時間のない中会って下さり、中村ブレイスの見学や今後の参考の話、世界遺産センターの見学など、時間の許す限り案内していただきました。ほんとに親切にして下さってありがとうございました。
  ゼミが始まってから、いきなり班決めから入り最初は分からないことだらけでとまどうことも多かったですが、合宿などを通して徐々にゼミのみんなとも打ち解けることができ、またゼミでの活動はとてもアクティブで充実していました。各地に行っていろんな経験ができ、勉強になりました。特に、直接人に会いに行ってお話を聞くというのは良い経験になったと思います。自分だけじゃできないことも多く、先生やゼミのみんなの力がほんとうにありがたかったです。